定期演奏会を終えて

娘の定期演奏会が終わりました


朝 娘を送り 「行ってきます!」と言って会場へ入って行く姿を見送りながら
心底ほっとしました
直前まで オロオロしていたのが帳消しです


一旦家に戻って 午後再び会場へ
同じ合唱部員の保護者の方と落ちあって 今日の日を迎えた苦労話に花が咲く
うちの娘だけでなく 他の子達も いろいろと悩みながら続けてきたんだね
保護者の気持ちは通じるものだらけでした
そんな苦労も 今日の舞台のためです きょうで最後です



開演時間通りに幕が開く
まだ 音も鳴ってないのに 声も出てないのに 
舞台に立っている娘の姿をみて 涙が溢れそうになる・・・・おいおい(^_^;)


部員は わずか14名
第1部は 14名でのステージ
 合唱組曲を一気に5曲 歌いあげる
 いろんな曲調の楽曲を楽しませてくれた
 ラスト ソプラノ音が最高潮で歌いあげて 観客席から「ブラボー!!」の声がかかる
 そして 夏のコンクールでの自由曲 「都の春」
 銀賞という結果にに泣いた曲だ あの時みんなは 悔して情けなくて練習不足力不足を痛感していた
 声は出ていたようだけど 高音が強くてメゾ音とアルト音が弱いかなあ・・・という印象を持った


第2部は 昨年と一昨年の卒業生も加わって30名弱のステージ
 心強い助っ人に一気に華やかでパワフルになった
 ギャグソングから 心へ訴える曲 定番曲など6曲
 毎年リクエストの多い曲で 私も大好きな曲ばかり
 途中に小コントをはさみながら
 おもしろ可笑しく そして 会場の涙を誘うステージとなる


15分の休憩のあと 第3部の前に 恒例の3年生だけのステージ
3年生はこの舞台を最後に引退をします
一人ひとり 舞台の上から思いを語ります
昨年と一昨年このステージを観させてもらって 涙せずにはいられませんでした
それぞれ テーマを決めて語るのですが
 残される後輩へ送る言葉
 両親へ送る言葉
 合唱部での思い出について
 合唱部に入って得たこと
娘は 後輩達に対して 今までの思い出やこれからのエールなどを話しました
あとから聞いた話ですが 
この時 舞台そででは 後輩たちがオイオイと泣いていたのだそうです
私としては 両親への言葉を聞きたかったところもありましたが
おお泣きするのは目に見えてましたから・・・よかったかも(^_^;)
別の子が語ってくれた両親への言葉も 泣かずには聞いてられませんでした
それぞれに語る思いは 3年生4人ともが同じように感じた思いであり
それぞれの保護者に向けられた思いだったのです
3年間本当にお疲れさまでした  


第3部は 合唱部OBのみなさんも加わって 混声合唱
 80人ちかくの大人数の歌声は さすがに迫力
 30数年前のOBさんが当時の思い出話などされる 
 指揮のN先生は当時から変わらず ずっと指導されていて
 優しさ厳しさも変わらないが 髪の毛の色は変わったなどの話に会場に笑いが起きる
 久しぶりに唄う曲ですが 伴奏を聞くと覚えていて自然と歌うことができますとも話されました
 きっと 叱られながら 何度も何度も繰り返し練習した曲なんだろうな
 今の子たちも よくこんな長くて難しい曲を覚えれるなあと感心するけど 
 繰り返し繰り返しやるからなんだな


そしてフィナーレ
 ステージの上には また 合唱部14名
 マイウェイのハミングにのせて 新部長の挨拶
 これからは 残された1、2年生で合唱部を盛りたてていきます
 伝統校というプレッシャーが重くのしかかり 素直に唄うことが難しい状況もあると思うので
 周りの関わり方というかサポートが大事だなあと感じた3年間でした
 年々少なくなる部員数ですが 
 この定期演奏会を見て この合唱部へ入りたいと思って 本校を受験する子もいます
 そのためにも 続けて欲しいし
 何より この子達の歌声を聞いていたいと思います
 


さて 我が家の娘さんですが
とにかく やり遂げてくれました
親としては 辞めずに最後まで続けてことを よくやったと褒めてやりたいです
帰りの車の中で 
「3年間お疲れ様!」と言うと「薄っぺらいけどね・・・(^_^;)」と苦笑い
本人は やり遂げたことをどんなふうに感じているのか・・・
今は望みません
何年か経って 合唱部での経験がどんなふうに活かされているか
それを楽しみにしていたいと思います