卒業式

卒業生が入場します 皆様拍手で迎えてください!

担任の先生を先頭に子どもたちがはいってくる
男子は白い花 女子は赤い花をそれぞれ胸に飾っている
拍手の中 みんな照れ臭そうだ
入場してくる我が子を写真におさめようと
保護者が一斉にカメラを構えるも
歩くのが速くて おっつかない
口々に
「早すぎてあかんかったわ」
「先生がもっとゆっくり歩いてくれな」と苦笑い



卒業証書授与



うわ〜 校長先生 紫の羽織袴だ!
でも悪くない インパクトありでいいかも


卒業生123名が次々と名前を呼ばれ 壇上に上がる

名前を呼ばれて おおきな声で返事をする子は気持ちがいい
さて うちの子はどんなもんかな

はい! と後ろまではっきりと聞こえて
よし! と心の中で拳を握る



入学式でもなんでも 式辞や祝辞はだいたいひな型通りで当たり障りがない
所々に誰かの言葉とかを引用してもってきたりがよくあるパターンだ
最後に保護者の皆様 と つけたしがあるのもお決まりで
こんな風に冷めて見てしまう自分が なんとも不謹慎だなと思います(御免なさい)

在校生の送辞 と卒業生の答辞もだいたい同じようなものだけど
子供たちが話す言葉は 聞いている方は入り込んでしまいやすい
でもこれって 自分のことばだけじゃなくて
大人の手直しがいっぱい入ってるんだろうな 
なんて考えてしまうのをグッとおさえる必要もある



最後は卒業の歌


在校生合唱は いきものがかりで YELL
 合唱にすると難しいが 合唱で聞くといい曲だと思う

卒業生合唱は 旅立ちの日に
 この曲は 文化祭の合唱コンクールの課題曲のため
 クラスごとに何度も聞かせてもらっている
 文化祭で三年生全員合唱してくれた時は
 迫力もあり聞きごたえのある素晴らしいできで
 涙している方も多くおられた
 今日のこの日のこの歌は格別だ
 歌いながらそれぞれの今までのたくさんの思いが
 歌詞にも込められた思いと一緒になって伝わってくる
 泣きながら歌っている子もいて
 もう 泣かずにはいられない



式が終わり
それぞれ子供達の最後のHRにお邪魔する
それぞれ担任の先生がこの最後のHRを趣向を凝らしてくれている

うちの子のクラスは

行事のごとに先生がビデオを回してくれていて
体育祭や文化祭 HR 修学旅行の子供達の姿を見せてもらった
そのビデオを観ているよりも
懐かしい自分たちの姿を仲間と楽しそうに見ている子供達を観ている方が嬉しかった
それも先生の狙いかもしれないな
こんな風にいつも笑いの絶えないにぎやかなクラスを観てほしかったのではないかな

ビデオの後は
一人ひとりが前に出て
クラスのみんなへ また親へ または先生へメッセージを

照れやの男子なんかは「みんなありがとーう」の一言で済ませたり
クラスメイトとの楽しかった思い出を 涙ながらに話す子
今まで育ててくれてありがとう と 親への感謝を伝える子
ぶつかり合いもあったけど担任の先生でよかったですと思いを伝える子

それぞれの自分の言葉で話すメッセージはすがすがしい



さてわが息子はなにを話すのやら!

友達へのメッセージの後に
 「親へ・・・今までたくさん迷惑をかけてごめんなさい
   高校になったら 少しは大人っぽくなって迷惑かけなくなると思うから
   でもこれからもよろしくおねがいします」  だったかな・・・



 ”ごめんなさい” の一言にグワ〜ンときました

 
こんな事自分から言ったことないし
でも 思っていたのかなと・・・・

改まって話す事なんか そうはなかなかないから
ましてや家に戻れば 今まで通りのやんちゃ坊主からこんな言葉は聞かれません

子供達にとっては
照れ臭く厄介だなあとも思いながらだったかもしれないけれど
こんな機会を創ってくださった先生に感謝します

お母さんは迷惑なんかかけられても 屁でもないから
 こちらが迷惑かけてもよろしくね
 中学卒業おめでとう!



 さあ 明日は 合格発表だ!