いつまでも変わらないもの

昔のビデオを探すため
十数年前 一緒に嫁いできた段ボール箱をゴソゴソ・・ワクワクとあさる
私の20代は彼らとともにあったのです ”THE CHECKERS”

確かあの段ボール箱に詰め込んだと思っていましたが
過去の記憶は薄れ歪んで うろ覚え・・・
段ボール箱2つとプラの衣装ケースにぎっしりと詰まっておりまして
こんなにあったか!・・・と自分でもびっくりしました
これを花嫁の荷としてもってきたのかと思うと・・・後ろめたいやら恥ずかしい
レコードとビデオくらいを想像していたんですが
いやいや とんでもない!
コンサートのチケット パンフレット グッズ・・・
ポスター ステッカー シール 生写真 メッセージカードいろいろ  
写真集 会報 出版本 ラジオを録音したカセットテープ
雑誌の切り抜き・・・その切り抜きで作ったスクラップブック
そしてもちろんレコード シングル盤とLP盤 CD ライブビデオ
よくもまあ・・・集めたもんだ 
グッズもいろいろありました
下敷 ブラシ 缶バッヂ テレフォンカード 着せかえ人形(紙製だけど笑える)・・・etc・・ 
郵便物のあて名書きが手書きであるのも 年代を感じます(^_^;)
そうそう 思い出した 当時勤めていた職場のロッカーをポスター貼ったりステッカー貼ったりして
(今で言うところのデコですね 当時はそんな言葉無かった)飾り付けて・・・退職するときに剥がすのが大変やったなあ(^_^;)
職場の先輩や同僚を無理やり引っ張ってライブにも行ったなあ・・・
ああ 全てが懐かしい❤
 

彼らがデビューしたのが 1983年 昭和58年9月21日・・・覚えてるもんですねえ
最初に観た黒ずくめの7人組はまさに異様でした
一呼吸おいて火がついた彼らの勢いは息つく暇もなく
あっという間にたちまち燃え広がった
バンドなのにアイドル
ほんと いろんなことやらされてましたね(^o^)
自分達の意見が通るようになりオリジナルで曲も出せるようになった
やっと やりたいことができるようになった・・・


ほとんど同年代の私には 
同じように高卒で社会へ出て右も左もわからない環境の中で
言われるがままに与えられた仕事をガムシャラに覚え
若さゆえに 忙しさの中での疲れを心地良いとも感じながら
押し付けられるがままに型にハマる自分に気づき
一人前に もがきながら焦りながらの葛藤
芸能人である彼らも 自分と同じく頑張る社会人として感じていたような・・・
違うのは 同じ社会人でも私は彼等からたくさんの元気と活動力 夢の時間を与えられていた


同じように年をとりました
いつの間にか離れてしまったことで時間や環境も違う日々を過ごしましたが
懐かしく思い出されるのは彼らが7人一緒に輝いていた頃
それは自分も夢中で頑張っていた頃です
ビデオを見ながら沢山のことが霧が晴れていくように思い出されてきます
ほんとうにたくさんのことが・・・ありましたね



それぞれの場所で今もなお音楽を続けている彼らを思うと 自分はどうだろう
 「お久しぶりです! 私も頑張ってます」と言えるだろうか
まあ 誇れるほどに立派にはなっていないにしても あれから私自身にもいろんなことがありましたよ
そんなゆうるい感じでも大丈夫ですよね
今は ちょいと若くて 一生懸命に真面目でそれでいて自由な なんとも愛すべき二人組を励みにしています
自他ともに認める運命的なこの二人が離れて別々の道を行くなどということはまったくもって絶対微塵も考えられません
心から二人はこれからもずっとずっとず〜〜〜と・・・・・・・・愛すべき二人であると思えます

思えばあの頃も 同郷田舎者の7人がバラバラになるなんてことは思いもしなかった
信じられなかったけど 本人達が考えて決めて起こした行動であると信じて従うしかなかったのです
そして 離れることになったとはいえ彼らはずっとどこかで繋がっているといまでも思いたい

もう 再び 7人揃った彼らを見ることはできませんが
たくさんの品を眺めながら 
ただただ THE CHECKERS であったそのときだけを懐かしみます
そこには 変わらず奴らがいて 奴らに会えます つでに私も変わらずにいられます