柳本監督講演の話

先週あった 元全日本バレーボール監督柳本晶一氏の講演で心に残ったことを書き留めて置いてそのまんま
メモ書きで流れも何もないけども残しておく


    腹を離れても 手を離してはならない
    手を離れても 目を離してはならない
    目を離れても 心を離れてはならない
    信頼はしても信用はするな
    バレーボールで言うと いくら練習してもミスが無くなるということはない
    厳しい練習をともにこなし 苦楽もともに長い時間を過ごすことにより 強い信頼は生まれるが信用はしてはならない




聴きながら なるほどな〜と心打つものがありました
信用している!と言う言葉は 聞こえもイイし真っ当な言い方だけど たしかに 100%なんてことはない
信頼と信用の少しの言い方の違いだけじゃん・・とひねくれればそれまでだけど
言葉の意味を深く探ると感慨深いし 人間関係をとてもよくあらわしていると思う
最初の部分は 母と子の関係からきているけれども 親子だったり家族だったり友人同士 社会人同士と 
全てに当てはまるなあと感じていました

信用してるから と突き放すより 信頼してるから と見守る方が・・・・これも言い方の問題かもしれん
けど 信頼しながらお互いに見守っていけたらよい人間関係が続いて行けそうに感じた




    勝ち勝ち勝ちは続かない 負け負け負けも続かない

    これからも 自分でもどうしようもないもうどん底だ・・・と思うことがあるでしょう
    そんな壁にぶちあたっても なんとか続けていくと必ず 壁にドアが出来る時が来る
    ボロボロでもなんとか取り組んできた時間の中で その時自分には ドアを開ける鍵が備わっている

    負け負け負けは続かないし 勝ち勝ち勝ちも続かない


私にとって 壁にドアができる という表現は目からうろこでした
行き詰った時や苦しい時に 目の前に大きな壁が立ちはだかるという表現をします
それでも壁を乗り越えなければならない そうしないと先へは進めないとか言いますが
普通に進んでいくだけでも困難な時に 大きな壁を乗り越えるだなんてかなりの努力しなければならない
というより絶望感を感じます
それを そこで進めないまでも そこに何とか い続ける努力をすることで
ドアがあらわれるという・・・そして自分にはそれを開けることが出来る
壁を乗り越える!と言うよりも達成感が低いように感じるかもしれないけど
私にはそれでも充分だ 
そこから抜け出したいが思うようにならない どうやっても上手くいかない どう頑張ればいいのか・・・
その なんとも言えない無力感を脱するすべが ドアができる と言う表現に集約されていると感じました


さすがでした柳本監督
全日本女子の選手のエピソードを交えながら 親近感のある関西弁で 楽しく話されました
女子バレーに興味のない人には もう一つだったかもしれないけれど
私は女子バレーファンなので選手の話はとても面白く聴かせてもらった
ひとそれぞれ 心に残るポイントや感じ方は違うと思います
現に 娘に私の感じたことを話しても 「壁乗り越える方がいいやん」って反応でしたが
どんなことでも何かのきっかけになるべく 子どもたちの心に残っていたらいいなと思います