子の思い 親の思い

昨年末より娘も帰省して 何の心配もなく平和な年越しを迎える事ができました
毎日顔を合わせていると 言わなくてもいい事も言ってしまったり気にかかることも多々ありますが
離れて見えない相手を心配してるよりもずっといいな


1月といえば来週は成人の日がありますが
今年は娘も二十歳ということで来年は成人式を迎えます
年末よりいろんなところから振袖を・・・とお声をかけて頂いてまして
本人が帰省するこの時期にだいたい決める事が多いそうな
ということで 娘と一緒に知り合いのお宅へ振袖を見に出掛けてきました


自分の時も 母と一緒に見に行った記憶があります 
着物に対しては何もわからなかったけど 成人式だから振袖を着るものなんだな!くらいの気持ちはあって 
気に入った柄を自分で初めて選んだ
数少ない自分の着物の中で振袖は今でも一番気に入っています
友達の結婚式などにけっこう着たものだ
でももう自分で着る事はないでしょうから 娘が気に入って着てくれたら嬉しいなあ・・・と密かに思っています


さて
我が娘ですが 悲しいくらい成人式に全く興味がございません
帰省してる間に 着物を見に行くよ!とは言ってあったのですが 面倒くさくてしかたない
「着物なんか着ても苦しいし動きにくいし スーツでいいよ」
「ていうか 成人式は必ず出なきゃいけないの?」
そう言われると 私もこうだ!と強く言える意見もない・・・(^_^;)
自分の時は 成人式には出て当たり前だったし
成人の節目に 初めて着物一式を揃えてもらって それからぼちぼち揃えてきた


何着か羽織らせてもらっても気が無いもんだから 気に入った物もなかった様子で
娘「どうしても着なきゃいけないの?行かなきゃいけないの?」
私「一生に一度なんだから成人式は出ようよー!振袖着ようよー!」
娘「そんなに着せたいなら お母さんが選んだらいいよ」・・・と悲しい事を言い出す始末(ToT)
まだまだ気が無い子も多いから 親御さんが決められるケースもありますよ・・・とも言われましたが
でもやっぱり自分で選んで決めて欲しい! だからこそ大切に着る事ができる


私が思うに どうやら娘の思いの中には
着物を着るのが面倒くさいということもあるけれど 高価な着物を作ってもらうことにも抵抗があるようだ
大学に行かせてもらっている事でも大変なのに その上また着物まで作るとなると数十万かかる
申し訳ない・・・欲しくもない物に勿体ない
確かに 我が家にとっては高価な買い物です
子どもに気を使わせていることが情けないやら悲しいやら
でもそれが我が家の実情
隠す必要もないし 娘もよくわかっている


いろいろな思いが絡み合う
「この着物気に入ったよ!お母さんこれがいい!」って娘が言えば なんの問題もなく
いや ・・・お金の工面して作ってやることだろう
今は着物なんか不必要だと本人は思っているけれど 人生の先輩として持っていたほうがいいと思う 何より親として持たせたやりたい
ただ望んでないから選べない高価なものを勝手に選んで買い与えなくてはならない状況になっている・・・事に悩む〜